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園長の部屋


古閑 博美
園長として着任(2028年4月1日)以来、学校法人にふさわしい園づくりに取り組んでまいりました。職員のキャリアアップスおよびスキルアップにも力を入れております。
 私は、長年、高等教育に携わってまいりましたが、幼児教育に従事するにあたり「全身教育(注1)」を提唱し、田柄幼稚園が大事にしてきた「いのち(生命力)」「こころ(心力)」「からだ(体力)」重視の教育を推進しています。本園修了児のなかには親子3代にわたるお子さまがおいでです。地域に根差した伝統ある幼稚園として、多くのみなさまに愛されお支えいただいていることに感謝の念は深まるばかりでございます。
 お子さまは社会生活の第一歩を田柄幼稚園ではじめます。幼稚園は「子どもがはじめて出会う学校」に位置付けられます。幼稚園における教育や保育は、保護者のみなさまとの連携を密にして行うことで本来の目的を果たすことができます。
 職員は、園児一人ひとりの人間性に注目し、感性豊かな成長を遂げるよう愛情を持って教育的支援を惜しみなく行います。教育受益者である園児たちの個性を尊重し、「4つの自(自発、自立、自律、自尊)」を視野に入れた教育と保育を実践するものです。
 幼児教育は未来を担う人材育成の土台作りを担っており、文献研究や実践研究が欠かせません。教員は毎年シラバスを、そして毎週週案を作成して教育や保育に取り組んでおります。本園の教職員は今日より明日、明日より明後日と全身全霊で幼児教育に向き合い、目の前の園児たちの健やかな成長に貢献することを念願としています。園児たちをはじめ利用者の安心と安全を守るために全園一丸となって責務を果たしてまいります。
 田柄幼稚園は教育の充実を目指し、具体的な実を上げる努力を怠りません。幼小接続にいたる過程を4年間の教育課程に反映し、将来、我が国と世界で活躍する人材を育成します。
 本園の教育にご期待ください。
注1 全身にさまざまな刺激を与えることにより心身の善的発達に寄与する教育(古閑博美2018年4月1日)